2012年10月16日

第605章 いしかわ森林環境実感ツアー

またまた久しぶりの更新となってしまいました。
ボリッてしまいました!

9月22日に石川県緑化推進委員会が毎年年に5回くらい企画している「いしかわ森林環境実感ツアー」
といって手入れ不足人口林と強度間伐を実施した森林を見学しそして企業の社会貢献により整備された森を見学や「石動山史跡の森」でブナ林トレッキングするという一般公開イベントに参加してきました。

木を扱う材木屋として地元の森の現状や県の取り組みや一般の方の感覚なども含めて興味があり参加したのですがバスの中は完全に老人会のバス旅行になってましたね。

自分がダントツに一番若かったですから!

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まずは中能登町の間伐された杉の山とされていない山の見学に行き中能登農林総合事務所職員さんからの
説明が終わり質問タイムへ・・・

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説明には手入れが行き届かなくなり間伐作業が出来ていない山に環境税を利用し間伐作業をして
広葉樹との混合林にしていきたいと説明があったんですね。

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真っ先に手を挙げ質問させてもらったのですが

@切り捨て間伐(間伐はするが山中から搬出はしない)に対する考え
A大径木(30〜40cm以上)まで育った杉の有効活用

@に関しては切り捨てされた木が腐り土に帰るまでのCO2の排出量と木から吸収するCO2の量が同じだと考えているから問題ない
Aに関しては最近の住宅では集成材(端材を接着剤で貼り合わせ柱や梁などの材料)が多用されているから大径木は集成材用に加工される

マジですか?

すかさず掟破りの再質問したんですけど問題ありませんとの答えなんですね。

まぁこのままなら石川の山に未来はないと思いましたね。
環境問題からの視点で見れば地球温暖化の原因の一つとしてCO2の問題があると言われてますが
CO2が問題であるのであれば間伐作業は必要であり混合林や植林などの手入れは必要になってくる。

しかし現状では荒廃している山に対してとりあえず間伐するため税金を使い何かを基準にして敵寸以上の丸太のみを搬出しそれ以外は搬出できても切り捨てられる。
実際測ったわけではないけど20cm前後が基準となっていそうです。

原木市では10cm〜の丸太なんて流通してますから!!

そして切り捨て間伐された樹が土に帰るまでに排出されるメタンガスはCO2に比べ20倍以上の吸収量が必要であることを考えると切り捨て間伐は間伐に対する効率を上げることにだけ効果的であると思うんですけど。

環境に対していいことなんて一つもないんですよね。

Aに関してもそう。
植林させるだけさせといて伐採時期に来ているのに当時より価格が下落している現状になると
大径木だろうが集成材用にする感覚が寂しすぎる。

大径木になるまでどれくらいの時間と手間がかかるのか、そしてその思いは報われるのか。

もちろん川下である材木業界も大径木に関する用途を検討する必要があると思うけど
川上側がそんな感覚じゃ悲しすぎるということです。

大径木の必要はないということと同じなんです!

まぁこの現状を打開するためにいろいろと考えてますから。
来年同じことは言わせません!!

未来のために・・・
木のために・・・
人のために・・・

材木屋の立ち位置をもう一度考え直す時が来ています!

ある意味参加してよかったです!!
posted by 三代目 at 12:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 木について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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